どうもこんにちは中前議晴です。
今回扱う曲、我々世代なら懐かしいって方も多いんじゃないかと思います。
LimpBizkit の Rollin’のメインリフをご紹介してみたいと思います!
この曲はリフにもアームが使われていてムチャクチャかっこいいんですよね。
リフにもアーム使えるんだ!って学ばせてもらった曲です。
普段ギターについているアームを使わない方でも、弾けたら楽しいんじゃないかと思います。
僕のギターはアームなんてついてないよ!
という方もご安心を!
アームなくても弾けるアレンジも一緒にお伝えしていきます!
0:00 Rollin’ デモ演奏
0:46 Opening
1:20 この動画の趣旨
2:15 1小節目解説 w/tab
5:32 2小節目解説 w/tab
7:01 アーミングのポイント
9:06 アームが無い方へ
9:54 まとめ
LimpBizkit
LimpBizkitはニューメタルとかラップメタルとか呼ばれるジャンルのバンドで、メタルのリフとラップが合わさった曲が特徴のバンドです。
90年代後半から2000年代初頭が一番パワーあったバンドですね。
なのでこの辺りの音楽が好きな方ならテンション爆上がりする方も多いのではないかと思います。
そして、このバンドのギタリスト”Wes Borland”、彼の弾くギターがほんと独特で今まで聞いたことのないような変態的なことをやってたりするんですよね。
まぁ見た目もこんな感じでちょっと変態なんですけどね(←褒めてます)

今回紹介するRollinという曲のリフもヘヴィでキャッチーな中にアームを使って独特なニュアンスを出すというアプローチがされています。
この曲が好きな方はもちろん、曲を知らない方でも「アームってリフにも使えるんだ!」って新しい発見をしてもらえる曲じゃないかと思いうので是非一緒にやってみましょう!
チューニング
では実際にやっていきましょう!
先ずはチューニング
全弦半音下げ+6弦のみさらに1音下げる、ドロップC#です。
6弦から順番に
C# G# C# F# A# D#
となってます。
ダウンチューニングにすると弦のテンションがだるんだるんになってしまう場合は太い弦を使えるようにするなどの対策が必要かもしれません。
自分はデジテックのdropというエフェクターを使ってチューニングを下げて使うことが多々あります。

これを使うと実際ギターはレギュラーチューニングなんだけど、半音下げた音を出したり1音下げた音を出したりできます。
なので6弦だけ1音下げた状態を作り、dropでさらに半音下げの状態を作るとDropC#の音が出ます。
dropについてはリンク貼っておくので興味ある方はみてみて下さい。
話を戻して、6弦を一音下げたドロップ チューニング なのでパワーコードが指一本で押さえられるようになりました。ドロップ チューニング って便利ですよね。
ただヘヴィにするだけじゃなく、パワーコードが押さえやすく、それによってパワーコードの激しい移動が可能になるため、レギュラーチューニングでは考えられなかったフレーズを弾く事が可能となります。
Rollin’のリフもドロップ チューニング の利点をいかしたフレーズになっています。
この曲はアームを使うと言っていたのですが、まず先にポジションとリズムを見ていきましょう。
tab譜
1小節目

tab譜を見ながら実際にフレーズを弾いていきましょう。
今回紹介するリフ部分は2段目のパートになります。
前後についてるのはイントロとAメロ部分になりますが、今回は解説を行っていないのでおまけ程度に考えていただければと思います。
先ずは1小節目、このリフのリズムは16分音符なので1拍につき4つ当てはめていきます。
タタタタ・タタタタ・タタタタ・タタタタ
という感じですね。
”タ”ひとつが16分音符1個です。
ピッキングはオルタネイトピッキングとなります。
このtab譜をパッと見ると、000・777・555・333と3つ区切りにみえますよね。
でも3連符の様にとらえてしまうのはNGです。
ちゃんと16分音符に入れ込まなくてはならないので、
0007・7755・5333 (一塊で1拍)
このような譜割りとなります。
2小節目

次は2小節目をみていきましょう。
数字だけ見ると出てくるのは開放弦が開放弦が3つだけと単純なフレーズなのですが、表拍と裏拍が交互に入れ替わります。
1拍だけ4分音符を鳴らし、2拍目の表拍をお休みして裏から開放弦を1拍鳴らす。
次は3拍目の裏拍をお休みして、4拍目の表拍から 開放弦を1拍鳴らす。
という具合になっています。
リズムを歌うと”タア・ンタ・アン・タア”となります。
タが弾くところ、アが伸ばすところ、ンが休符ですね。
まずはオルタネイトピッキングで弾くと、リズムが理解しやすいのではないかと思います。
あと休符の箇所は音がノイズが残らないよう、しっかり止められるようにしましょう。
アーミング
ここまで弾けたら最後にこのリフの一番おいしいところ
アームを使って味付けしていきましょう!
このタブ譜の2小節目、6弦開放を3発弾きますよね。
3発すべてにアームダウンを入れていきます。
アームダウンが入ることによって、弦がたわむニュアンスが加味されて、開放弦を弾いているだけとは違った雰囲気を出すことができます。
開放弦を弾いた後、アームを握り下にグッと下げます。
そうするとギターのブリッジ部分が浮き上がり、弦がたわみチューニングが下がります。
こうすることで開放弦の音が下に下がっていく、落ちていくようなニュアンスになります。
アームを使い慣れていないと、つい焦って開放弦を弾いた後にすぐにアームダウンしたくなるのですが、アームダウンするのは音切る直前に入れるとそれっぽくなります。
すぐアームダウンしてしまうと元の開放弦の音が短すぎて音程が分からなくなります。
音を切る直前までアーミングを我慢するにが肝です。
またアームダウンしてチューニングが下降した後に、アームが元の位置に戻ってくる際の音が入ってしまうと気持ち悪いフレーズになるので、アームダウンしたら休符で音を止める。
→
音を止めてからアームを戻すように心がけてください。
ギターにアームがない場合
アームなんて付いてないよ!どうすんだよ!
というみなさん、お待たせしました。
もちろんアームと全く同じ音を出すというのはできませんが似たニュアンスは出すことができます。
2小節目の開放弦を1オクターブあげた12フレットに変更しましょう。
そして、そこからグリスダウン。
アームダウンと同じように低い音に下がっていくニュアンスが出せるます。
開放弦を弾いてそのままにしておくよりは、アームダウンに近いニュアンスになるかと思います。
学生時代LPしか持ってなかったときはこれで弾いていました。
まとめ
という事で今回はLimpBizkit の Rollin’をご紹介しました!
自分も普段からアームを使用するタイプではないんですが、たまにこういうリフを
弾くととても楽しいですね。
撮影しててめちゃくちゃ楽しかったです!
今回撮影で使用した機材などは下に貼っておくので音作りの参考にしてみて下さい。
それではまた次回!
最後までご覧いただきありがとうございました!
撮影機材
ギター PaulReedSmit(PRS) SE Custom 24 Roasted Maple Limited
エフェクター AlvineDistortion
シールド Ex-pro FA
シールド Ex-pro FL
アンププロセッサー ZOOM G6
オーディオインターフェイス Stainberg UR44C
カメラ Sony Vlogcam zv1