ギターレッスン動画

ギター練習 上手くなるのは1曲集中型?浮気型?安全に早く上手くなる為の日頃の練習配分とは!

どうもこんにちは中前議晴です。

みなさん、日頃ギターの練習はどうやってますか?

この曲弾きたい!となったら、何が何でも1曲弾けるようになるまで
他の曲には手を付けない1曲集中型ですか?

それともあちこち色んな曲をつまみ食いしてしまう浮気型でしょうか?

どちらが正解!という科学的根拠はどこにもありませんが、
 自分は20数年のギター経験と、レフティで練習してきたこの8カ月の経験から
浮気型の方が安全に上手くなるんじゃないかと思っています。

もちろん性格によってどちらが合うのか?は異なるとは思いますが、
なぜ浮気型の方が上手くなれると考えるのか?なぜ安全なのか?
をこれから話してみたいと思います。

また自分はどんな練習方法をしているのか?も話していきます。

どうやって練習していけばいいのか、やり方に迷ってる方の参考になれば幸いです。

他の箇所の強化も有効

例えば自分の場合は、レフティで練習してるとき、
とある曲に出てきたCコード
これがなかなか押さえられませんでした。

Cコード難しくないですか?
初心者向けの教則本とか最初の方に覚えましょう!
って出てくるけど自分は全然押さえられませんでしたw

ホント難しい…

このCコードの難しさについて語った、動画
「Cコードが初心者向けって言うたの誰やねん!Fより難しいCが弾けるようになる動画」
というのがあるのでリンク貼っておきます。

動画にしてしまうくらい難しかったんです。

最終的には弾けるようなりましたが、このCコードの押さえ方だけ
何時間練習してもできないんですよ!

出来ないまま次の日を迎えて、またできない。

自分の場合、利き手ではCが弾けるので、利き手で押さえてみて
そのフォームをマネしてみても弾けない。

というより、123フレットにまたがって指が届かないんですよね。

それでどうやって弾けるようになったのか?というと…

数日繰り返しても弾けなかったので諦めましたw

諦めたというより別の事を練習しました。

例えばCの出てこないコード進行の曲だったり、
リフやメロディを練習していました。

そんなことをやっててふと思い出したときにCを弾いてみたら
あれだけ苦労しても押さえられなかったCが簡単に弾けちゃったんですよね。

不思議ですよね。

これはギターを弾く・持つという行為にまだ体が慣れていなかった

だから弾けなかった。

初心者だと特にそうなんじゃないかと思います。

でも他の事を練習してるうちに、ギターの構え方だったり、
ネックの握り方だったり、ギターを弾く事全体が上手くなったんですね。

Cを弾くためにはCを練習するだけじゃなくて
他の部分のレベルアップも必要だったという事です


音楽とは別の例えになっちゃいますが、自分が趣味でやってる筋トレ

ベンチプレスの重量を伸ばしたい!という時に、ベンチプレスをやり込むのも大事なんですが、
おもりを挙げる時に補助的に使っている三角筋と言われる肩の筋肉や、
三頭筋と言われる二の腕部分の筋肉、
身体を安定させるための下半身の筋肉、
ここを鍛えると重量をさらにUPさせることができます。

ちょっと筋トレオタクみたいな話になってしまいましたが、
これと同じように一つの事を出来るようにするためには、
他の練習も必要という事です。

それだけやってればいい、って訳じゃないんですね。

ここで勘違いして欲しくないのは「ほっとけば出来るようになる」という訳ではありません。

Cコードも練習して、他の部分も強化したからすんなり弾けるようになったという事です。

短期間では頭打ちする

浮気型の練習方法の方が上手くなる、と考えるもう一つの理由は、

どんなに集中してやったとしても、短期間ではある程度の所で頭打ちしてしまうからです。

自分の場合は、モトリークルーのキックスタートマイハート、
これがいい例になると思うんですが、もう3ヶ月くらいずっと練習してるんですが、
原曲通りに弾けたかというと弾けてないんですよ。

原曲よりゆっくり弾けば弾けます。

でもこの曲ってBPM180か190かそれくらい速いんですよね。

どんなに頑張って練習してもその速度にピッキングが追い付かないんです。

自分の練習方法が悪いとか、下手、とかあるかもしれませんが、
ピッキングの早さって一朝一夕で速度を上げられるものじゃないんですよね

速いピッキングをするには時間が掛かります。

少しずつ成長していくという所は、筋トレと似てるかもしれませんね。

今はピッキングの速さで話しましたが、これと同じことが色んな部分で起こってきます。

「俺はダウンピッキングだけ高速で出来るようになればいいんだ!」

って方はそれでもいいですが、
それだけに時間を費やすより、いろんなことも並行して
出来るようになった方がやっぱり有利ですよね。

局所性ジストニアのリスク分散

1つの曲に集中するより浮気型をおすすめする理由をもうひとつ。

間違った動きを繰り返し繰り返し行うことで発症してしまう、局所性ジストニアの予防のためです。

この局所性ジストニアは実際に今自分が患ってしまった病気で、
その為にレフティへ切り替える為レフティでの練習をしています。

局所性ジストニアをご存じない方のためにリンクを貼っておくので、
ご存じない方は一度ご覧いただくことをおすすめします!

ギタリストであれば誰しも患う可能性のある病気なので是非見てみて下さい。

局所性ジストニアは、間違った動きを繰り返し繰り返し行うことで
脳がその間違った動きを記憶してしまい、
意思とは関係なく間違った動きしかできなくなるという脳神経の病気です。

とはいえ、ギターの練習って何度も繰り返し行う、反復練習が基本です。

それなのに繰り返し行うことで発症してしまう。

それに間違った動きなのかどうかは、まだ弾けないフレーズであれば
それが間違っているのかなんて分かりませんよね。

間違えながらも試行錯誤しながらやっていくのが練習ですよね。

なので1つの事をずっと繰り返しやっていると、
この局所性ジストニアが発症してしまうリスクが高くなる
訳です。

実際に自分は1つのフレーズ、例えばギターソロのこの部分1小節だけ弾けない、
となったら一日中その1小節だけ弾いてたり、それを1週間続けていたりとしていた時期がありました。

今思い返すとそんな練習をやり始めた時から、指の動きがおかしくなっていった覚えがあります。

リスク分散のためにも色んな指の動きをしていく練習を強くおすすめします。

現在の練習方法

最後に、自分は最近レフティの練習をどうやっているのか?
というのも紹介してみたいと思います。

練習8カ月でどれだけ弾けるようになったのか?
興味を持ってくれる方がいらっしゃれば、この記事の動画を是非見てみて下さい。

レフティでの練習は最終的には右利きで出来ていた事を、すべて左手でも
出来るようにする事が目的なので必然的にやることは多くなります。

まずコード。

色んな3つくらいのコード進行を常に練習しています。

出来ないコードが出てきたらもちろん練習しますが、
ずっとそこだけやってるという事はないです。

ある程度練習したら、弾けなくても別のコード進行を練習します。

そしてエレキギターなのでリフとかバッキング系統ですね。

これは5曲くらい同時進行してます。

ちょっと多すぎる気もしますがあくまで自分の場合は、です。

これもコードと同じくある程度練習したら、弾けなくても別のリフやパターンを練習します。

次にリード系のフレーズ。

これも並行してやってるのが5つくらいあるのかな?

やり方は先の2つと同じです。

こんな感じで多くのフレーズをぐるぐる回して練習しています。


今回は[ギターの練習は1曲に集中するべき?]という話をしてみました。

練習しても弾けない!というだけならまだしも、
最後に話した局所性ジストニアになってしまってからでは遅いので
練習方法も試行錯誤が必要なのではないかと思います。

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