どうもこんにちは中前議晴です。
みなさんはギターを練習するとき、毎回しっかりとチューニングをしていますか?
面倒だからさぼっているという方!!!
要注意です!!!
ギターは音程を担当する楽器でもあるので、楽器の音程が狂っている状態で演奏するというのは大きな問題です。
「でも昨日チューニングしたし大丈夫でしょ」
という声も聞こえてきそうですね。
という事で、今回はチューニングの重要性とチューニング時に多くの初心者の方が間違えやすい落とし穴についてお話してみたいと思います。
動画の中では正しいチューニングの方法も解説してますので、こちらも併せてごらんください。
チューニングの重要性
まずは「なぜチューニングをしなくてはいけないのか?」と言ところから始めましょうか。
冒頭でもお話しした通り、ギターはドラムなのだ楽器とは異なり「音程」を持った楽器です。
例えばカラオケに行って音痴な人の歌を聴いていても「気持ちいい!」とはなりませんよね?
ギターのチューニングがあっていないという事は、譜面通りに弾いたとしても「音痴に聞こえる」という事です。
音痴な状態でギターを弾きたいですか?
そんな人はいませんよね。
「でもチューニングは朝やったから大丈夫じゃないの?」
はい、こういう方も多いのですがギターという楽器はとてもチューニングが不安定で音が狂いやすい楽器なのです。
気温の変化で狂う
ギターは木で作られているので環境の変化によってチューニングも狂います。
例えば真夏の暑い外から、エアコンの効いた涼しい部屋に入ったとします。
暑い → 涼しい
このような気温の変化があるとギターのチューニングは#(音程が上がること)します。
何もしていない、弾いてもいないはずなのにチューニングが変わってしまうのです。
他にも湿度の変化で変わってしまうこともあります。
長時間弾いていると狂う
「ずっと家の中にいるし、朝にチューニングしたからまだ大丈夫だよね!」
そうとは限りません。
1回チューニングをしたとしても、弾いているとチューニングは狂ってくる事があるので安心はできません。
長時間弾いているうちに、激しいピッキングにより弦が引きのばされたり、チョーキングなどの弦を引っ張るテクニックによりチューニングはいとも簡単に狂います。
そのため、ギターってチューニングがすぐ狂ってしまう楽器なんだな、と知っておくことが重要です。
チューニングをさぼると耳に悪影響も
チューニングが面倒だからと言って、狂った音程でギターの練習を続けていると耳が悪くなってしまうこともあります。
ここで言う耳が悪くなるとは、難聴などの耳の病気ではなく、狂った音程を聴き続けることによって、正しい音程が分からなくなってしまうことを意味します。
音感が悪い、という事ですね。
正しく音感を身に着けていくためにも、正しくチューニングされたギターで練習をしましょう!
チューニングの前に知っておいて欲しい知識

チューニングを行う前に各弦をどの音階に合わせればいいのか?
みなさんはわかりますか?
そもそもこれが分からないとチューニングができません。
6弦から1弦にかけて
E A D G B E
の音にチューニングします。
これはチューニングだけではなく、今後ギターを練習していくうえで必ず必要となってくる事なので必ず覚えるようにしましょう。
「家で地ビール」 「家でジビエ」など、語呂合わせで覚えるといいかもしれませんね。
間違えやすいチューニングの落とし穴

チューナーを準備して、いざチューニング!
と思ってもチューナーが反応しなかったり変な動きをしたり….
チューニングしたはずなのに音がずれていたり…
チューナーが壊れている!
となってしまう前にここを確認しておきましょう!
Hzの設定
物にもよりますがチューナーには「キャリブレーション」というボタンが付いています。
略して「Cab」とか書かれていることもあります。
キャリブレーションというのは5弦A(ラ)の音を何ヘルツに合わせますか?
という事を決めるためのボタンです。
ピアノなどのクラッシック楽器は442hzに合わせられることが多いですが、ギターの場合は440hzに合わせることが一般的です。
ロックやメタル、アニソンなど現代音楽は440hzが基準となっていることが殆どです。
※わざと変化させていることもあります
これを440hzとは全く違う数字に合わせてしまうと、ひとりで弾いてるときはわからなくても、友達と演奏した時やCDとあわせた時に違和感を感じることでしょう。
チューニングの前にちゃんと440hzの設定になっているかを確認しましょう!
モード切替
チューニングしたいのにメーターや針が反応しない。動かない。
こんな時はモード切替が違っている可能性があります。
最近のチューナーはとても便利で、ギター・ベース・ウクレレ・ヴァイオリンなどの弦楽器を1つのチューナーでチューニングできるようになっていたりします。
しかし同じ弦楽器とは言えど、各弦のチューニングは違っています。
そこでモード切替ボタンが付いていて、どの楽器をチューニングするのか?というのを選択します。
ここがギターではなく他の楽器になっている場合、反応が鈍くなったり反応しなくなったりすることがあります。
きちんとギターという表示が出ているかを確認しましょう!
以上、チューニングの重要性と気を付けて欲しい事項でした。
より詳しいチューニングの方法は、うえの動画の中でご紹介しているので動画の方もぜひご覧ください。
※補足
チューニングするときは低い音程から高い音程へ向かって、
つまり緩んでいる弦を締める方向でチューニングをすると、チューニングが安定して狂いにくいですよ!