どうもこんにちは中前議晴です。
世の中には嘘偽りの情報が多く出回っています。
こうした方が良い!
と聞いて練習してるのに上手くならない。
それどころか手首が痛い…
今回はギター初心者の方が真に受けてしまい、
その結果ギターが上手くならないという、原因となっいる
偽りのコツを3つと、
それぞれに対しての正しいコツを、10年以上に渡り多くの生徒の方を
見てきた経験からお伝えしていきます。
練習不足なのかな?
向いてないのかな?
なんて思ってしまう前に、自分の聞いた情報が正しいのか?
この動画で再確認してみて下さい。
どんなウソ?
まずどんな偽りの情報があるのか?
先に3つ挙げていきます。
- ①弦を押さえる時は指を立てなきゃいけない!
- ②爪は深爪するくらい切らなきゃいけない!
- ③アンプはクリーンで練習しなきゃいけない!
多分全部聞いたことがあるんじゃないかと思います。
もしかしたらギターをやったことが無い人でも
こういったイメージを持ってる人もいるかもしれないですね。
これ守って練習してるよ!
って方いませんか?
守ってる方、上手くなってますか?
断言してもいいです。
これをやってる人は上手くなりません!
なぜそこまで言い切れるのか?
ひとつずつ解説していきます。
①弦を押さえる時は指を立てなきゃいけない!
よく耳にする言葉だと思います。
確かに指を立てる場面は出てきます。
弦を押さえる時は指を立てなきゃいけない
これを正しく正確に翻訳すると
弦を押さえる時は、弾くコードやフレーズによっては
指を立てなきゃいけない場面もでてきます
これです!
そもそも指を立てなきゃいけない理由ってなんでしょう?
例えばCなどのコードなどを押さえた時に、
5弦を押さえている指が下にある4弦に触れてしまったら
鳴らさなくてはいけない4弦の音が出なくなってしまうからですよね。
その為に指を立ててね!となるわけです。
でもこれをすべてにおいて指を立ててしまう方が多いんです。
例えば1音だけ鳴らすときだとしたらどうでしょう?
指を立てても、寝かせても、出る音は一緒ですよね。
他にもエレキギターであれば特によく出てくるパワーコード。
これも指を立てても、寝かせても、出る音は一緒ですよね。
それに指を立てるという事はそれだけ距離が必要になるので
手首をぐっと前に突き出すことになります。
このフォーム辛いですよね。
手首を痛める原因にもなります。
どれもこれも指を立てればいい訳じゃないという事が
分かっていただけるんじゃないかと思います。
②爪は深爪くらい切らなきゃいけない!
何かコードの練習をしていて音が出ない
→他の弦に指が触れてしまう
→もっと指を立てなきゃいけない
→だから爪をもっと短く切らなきゃ!
という発想になるわけなんですが
これも誤りです。
もちろん長くては弾き辛いのである程度短く切ることは必要です。
でも痛い思いをして深爪にしなくてもコードは押さえることができます。
こういう方は恐らく指を立てなきゃ立てなきゃって思って
指を指板に垂直に立てようとしてくれるんですよ。
でも指を垂直に立てると爪が指板に当たるんです。
だからもっと切らなくちゃっと思ってしまうんですが、
そもそもコードを押さえる時に指を垂直に立てるなんてことは殆どないです。
実際は指を斜めに配置してもコードは押さえられるんです。
だから深爪までして爪を短く切る必要はないんですね。
そんなこと言われても指が下の弦に触れてしまって上手く音が出ないよー!!!
という方はこの動画。
2018年と少し古い動画ですが押さえ方の意外なコツを紹介してるので
参考にしてみて下さい。
③クリーンで練習しなきゃいけない!
これも聞いたことがある、誰かから言われたことがある、って人も多いと思います。
歪ませていると上手く弾けていなくてもごまかせちゃうからクリーンサウンドで弾きなさい!
って事なんですが、これを守って練習はクリーンで!っという方多いです。
これ半分正解で半分間違いです。
結論を先に言ってしまうと、
「クリーンでも歪んでいても弾ける」
これが理想です。
例えばゴリゴリのヘヴィーメタルのリフをクリーントーンで練習…
つまんないよね~w
あれは歪んでるからこそかっこいいんですよね。
クリーンと歪ではそれぞれ難しい点があるんですよ。
クリーンサウンドは誤魔化しがきかないとか
ピッキングの強弱が敏感に出やすいだから弾くのが難しい
歪んだ音は歪んだ音で、ノイズが出やすいいからノイズ処理をしなきゃいけなかったり、
ブリッジミュートの加減だったり、歪んだ音でのサウンドコントロールが必要になります。
生徒さんでも多いんですが、ロックな曲の課題の時にクリーンな音で練習してきて、
じゃあ原曲みたいにを歪ませて弾きましょう!
ってなって初めてノイズ処理ができていないことに気が付く。
クリーンで練習していたからノイズが出ていたことに気づかなかったんですね。
逆も同じことが言えます。
クリーンサウンドで弾くフレーズを歪ませて練習してるとクリーントーンでの
ピッキングのタッチだったりハンマリング・プリングの力加減などが
習得できないんですよね。
なのでそれぞれのサウンドに合った弾き方をしなくてはいけない訳です。
という事はどういうことかというと、
弾きたい曲と同じサウンドで練習するのがいいよ!って事です。
弾きたい曲がガンガン歪んだロックな曲なら歪ませて練習
クリーンのアルペジオとかコードカッティングとかの曲なら同じクリーンで練習
もっと欲を言えばどちらのサウンドでも弾ければBestですね!
今回は巷で出回る偽りの3つのギター練習法!初心者の9割が信じて真似してしまっている良くない練習法
という話をしてみました。