レフティギター練習記

【報告】レフティギターのオーダーを入れてきました!ギターの仕様と製作開始までの裏事情

どうもこんにちは中前議晴です。

今まで手持ちのストラトを逆さにしてジミヘン仕様で
レフティの練習をしていましたが…

今後もまた!

CombatGuitarsさんでギターのお世話をしていただける事になりました!!

局所性ジストニアという脳疾患で、利き手での演奏が困難になってしまったにも拘らず、
レフティでの再起をサポートしていただけるというのは本当に感謝しかないです。

ありがとうございます。

今回は今後もサポートしてくださることになったCombatGuitarsさんに、
新しく製作していただくレフティ仕様のギターについてと、
製作していただくまでの裏話を話してみたいと思います。

練習や仕事の息抜きにご覧いただけたら嬉しいです。

以前のモデル

前回、中前モデルとして制作・販売していただいたのがこの2本です。


STタイプでリバースヘッド仕様のGoldと、
トラディショナル仕様のSilver。

各タイプ限定5本ずつの発売で、ありがたいことに2週間足らずで完売となったギターです。

ギターインスト曲のAwakeningやHere I amでのレコーディングや、イベント・ライブで大活躍しています。

Newモデルスペック

そして今回制作していただくギターは、これとはガラッと趣が変わります!

詳細はお楽しみ、という部分もあるので大まかに紹介していきます。

まず要望として出したのが2つ。

2ハム仕様

一つ目は、前回の3シングルとは異なり2ハムであること。

今動かしているバンドプロジェクトのFlickDownの楽曲が、
ダウンチューニングも使用するヘヴィーロックなので、
音の太さ・厚み、ディストーションサウンドでのノイズを考え
2ハムを希望しました。

そして搭載するPUは、今使ってるLPタイプについてる
Bare Knuckle Pickupsが調子いいのでこれと同じものを載せようと思います。


ベアナックルのmuleですね。

ヴィンテージPAFをモチーフとしたピックアップですが、
ハードに歪ませても音がモコモコすることなく
煌びやかな高音を出力してくれるので気に入っています。

深く歪ませるギターだとハイパワーのPUを選ぶ方が多いかもしれませんが
自分はビンテージタイプで歪ませるのが好きで、
開放弦弾いた時にジャラーンと出る感じがいいですね。

メジャーどころのPUと比べるとちょっといい値段しちゃうけど使う価値はありますよ!

CombatGuitarsオリジナルシェイプ

そして二つ目は、F社のSTタイプとか、G社のLPタイプというのではなく
Combatオリジナルのシェイプで作りたいと相談させていただきました。

Combatでのフラッグシップモデルというと、ST-WARMですよね。


美しいギターですよね!
極上のキルテッドメイプルを贅沢に使ったモデルです。

これだけ木目のいいトップ材を使えるのもCombatの強みですよね!

ST-WARMはアーチトップのボディとFホールが特徴的で、
ホロウボディのエアー感もありつつ、深く歪ませてもハウらない。

Jazz、フュージョンはもちろん、歪ませてブルースやロックなど
オールマイティに使えるギターです。

あともっとロックっぽいモデルだとTypeGとか。


ダウンチューニングとか多弦モデルのTartaros series


ちょっとモダンな雰囲気が自分とは違う気がしてパス。

もともとストラトとかレスポールが好きな自分としては
あまりモダンすぎない形状がいいな、ということで
ST-warmの形状違いのTL-WARMをチョイスしました。

個人的にはモダン過ぎずレトロ過ぎず、
これをストラップ低めにして弾いたらかっこいいかななんて思ってます。

あとTL-WARMは以前動画でも紹介したこのギターがTL-WARMなんですよね。
これを弾いた時の印象が無茶苦茶良かったんですよ!

なので2ハムでボディ形状はTL-WARMに決定です!

ただセミアコ的なエアー感ではなく、LP寄りのソリッド感が欲しかったので
Fホールなしのソリッドボディでお願いしました。

その他の仕様

あとボディはマホガニーバック。

トップはフレイムメイプルやキルトトップも綺麗でいいのですが、
今回はちょっと違った材を用意してもらう事にしたので
それはまたのお楽しみにしときましょう!

それと今まで使ってきたギターと違う点として、
今回のモデルはロックタイプにしてあります。

今までは弦交換のめんどくささから使ってこなかったんですが、
アームを使ったプレイも取り入れていきたいことと、
レフティでの新しいスタイルの確立ということで
ここも挑戦的な使用を選んであります。

見た目・サウンドともに完成が楽しみですね!

出来てきたらまた動画にて報告します!

製作開始までの裏話

ここからは製作していただくまでの経緯について話してみたいと思います。

局所性ジストニアになると、仕事の依頼が減ることを恐れて病気を公表しない音楽家も多いらしいのですが、
それはそれでサポートしてくれているメーカーを騙している気がしたので、
実は自分が局所性ジストニアかもしれない、という段階からCombatの社長には相談していました。

2021年の7月に診断が下っているので、前月の6月あたりの事ですね。

・開頭手術をするのか?
・投薬を試すのか?
・プレイスタイルを変えるのか?


色んな提案もしてくれたし、手術で後遺症が残った場合のリスクや
今後の人生の考え方も、人生の先輩として語ってくれました。

ありがたかったですね。

そんな中でレフティへの転向を決めたんですが、
もうサポートはしてもらうのは厳しいだろうな。

とか、レフティで再起した時に、またサポートしてもらえるように頑張ろう
という思いでした。

少し話が前後するんですが、新しいギター、実は局所性ジストニアが発覚する直前に
製作してもらうことが決まっていて、制作に入ってる状態の時に
局所性ジストニアという事が判明してしまったんです。

なのでさっきの相談をした時に、レフティで再起を図ることを伝え
製作途中のギターもそのまま作ってもらっていいのか?

という事も相談させてもらいました。

でも二つ返事で「いいよ!」って言ってくれましたねw

まったくギターが弾けなくなった訳ではないけど、
本来の力が出せなくなったギタリストを信頼しサポートしてくれるのは
本当にうれしいし感謝しかないですよね。

それにその時は既に、右利き用でネックの仕込みを済ませてくれていた状態なのに、
レフティに転向することを伝えるとレフティで作り直してくれるとの事でした。

そんな裏事情も有り今回の制作が本決まりとなり製作がスタートしました。

局所性ジストニアが発症してしまいレフティでの再起を目指すことができるのも、
CombatGuitarsをはじめ、こうやってサポートしてくれるメーカーさんや、
応援してくれるみなさんがいるからこそできる事です。

期待を裏切らないようレフティでの再起を目指していきますので、
今後とも動画のご視聴やコメントなどで応援していただけたら嬉しいです。

という事で、今回は新しく製作していただくレフティ仕様のギターについてと、
製作していただくまでの経緯についてご紹介しました。

それではまた次回!!

最後までご覧いただきありがとうございました!

CombatGuitarsへのリンクはこちら

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