ギターレッスン動画

あなたが練習してもギターが上達しない根本的な原因5つ

どうもこんにちは中前議晴です。

今回はなかなかギターが上達できない人に多い根本的な原因について5つお話ししようと思います。

毎日練習してるし、練習時間も何時間もやってる
でもなかなか成長しない、才能ないのかな?と思っている初心者の方!

それは才能がないわけじゃなくて、練習のやり方が間違っているせいかもしれませんよ!

0:00 Opening
0:38 ご覧いただく注意点
1:50 原因1
3:01 原因2
4:07 原因3
5:36 原因4
6:52 原因5
8:00 効果的な改善策
9:50 まとめ

今回はギターを弾くより話が多くなると思いますが最後までお付き合いよろしくお願いします。

ギター初心者が上達できない原因についてということなんですが
練習法とかを改めよう、というよりは考え方を変えてみようと言うお話となっています。

そして、今回は誰が聴いても「当たり前じゃん!」
と思うような至極当然なことしか言いません。

なんだそんなことか、と思う方も多いと思いますが、多くの初心者のレッスンを行った経験から今回ご紹介するような方とは大勢出会ってきました。

もちろん自分で気づいて改善し上手くなれればそれが一番ですが、結構ここで躓いてしまう方も多いので、あえてお話しさせていただきます。

この記事をお読みいただいて「そんなこと分かってるよ!」となればそのまま練習を続けてください。

「やばい!やっちゃってるかも!」と思った方には最後は効果的な改善法もご紹介するので、この記事を読み終わった後にすぐ実践してみて下さい。

もしかしたら人によってはこの動画を観て、
「中前怒ってんのか?」「愚痴を言ってんのか?」
と思われる方も出てきてしまうかもしれないのであえて言っておきます。

怒ってもないし愚痴でもないです。
本当に多いからあえて言わせていただきます!

原因① 練習速度がやたらと速い

上達できない原因となる良くある間違い一つ目

練習速度がやたらと速い

なんでそんな速度で弾いてるの?!って方ですね。
今タブ譜を見たばかりなのに、いきなり原曲くらいの速度で弾き始めてしまう事はないですか?

もちろん弾けるのであれば何も問題ないです。
でも弾けないから練習してるわけなので、弾けないという方が殆どだと思います。

よくお話しするのですが、
鈴鹿サーキットを時速300kmで運転しろって言われたら無理だけど
20㎞の徐行運転ならどうでしょう?

とりあえず運転する技術があれば1周回りきれる気がしませんか?
これと同じなんです。

いくら難しいフレーズでも、ゆっくりであれば弾けるはずなんです

原曲のかっこいいイメージが頭にこびりついていて、早くそのイメージに近づけたくてつい早く弾いてしまうのかもしれません。

初めて弾くフレーズに体が力んでしまい、いつの間にか弾けない速度まで加速してしまっているのかもしれません。

どちらにせよ一旦落ち着いて弾ける速度まで落として練習しましょう!

原因② 間違って譜面を覚えている

二つ目は
間違って譜面を覚えている

譜面を見る→演奏する
この時に弾いている音が明らかに違う音が出ているのにも関わらず、気づかずに練習を続けてしまう。

いやそんな人いないでしょ!って思うかもしれませんが、初心者の方は指定された弦を押さえるのに必死だったり、指定された弦をピックではじくことに必死な事が多いので、そこに集中しすぎて自分の音が聴けていないということが多くあります。

他にも自分の頭に中ではCDで聴いた正しいメロディーが鳴っているから、自分が間違っていても気づかないケースも考えられます。

人間の頭って都合良くできてるんですよね。
もうほんとに出来がいい!って思うくらい良くできてます。

頭の中でかっこよく弾けている理想の演奏が流れていると、間違った音を弾いたり、間違えたとしても美化されて聞こえてしまい気がつかないということがあります。

これはギターを弾き続けている自分でもあることなので、常に自分の演奏を厳しくジャッジしてちゃんと正しく弾けているのか?を判断していく必要があります。

原因③ 何度も間違えているのに根性で弾き続けている

では3つ目にいきましょう。

3つ目は
何度も間違えているのに根性で弾き続けている

上手くなる為には何度も何度も繰り返し弾く事って必要だし凄く大事です!

でも間違ったことを何度も何度も繰り返していたらどうでしょう?

さっきの車の例で言うと、
いつも同じカーブでぶつかるのに、何も考えずにもう一回!もう一回!ってやっていたらどうでしょうか?

今のはスピードが出すぎていたからもっとスピードを落としてみよう。
もう少し早めにハンドルを切ってみよう。

などの改善策を考えますよね。

車だけじゃなくて、仕事も人間関係もなんでもそうじゃないですか。
間違えないように改善する為に考えることが必要だとは思いませんか?

この3つめに当てはまる方はどこで間違えたのか?
ということもわかっていないケースが多いです。

練習していて1度や二度間違えるだけなら凡ミスという事も考えられますが、何度も間違える場合は何かしら原因があるはずなので、

どこで間違えたのか?
何故間違えたのか?
どうしたら直すことができるのか?

を考えてみましょう。

ダルビッシュ有さんの言葉で
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ
というものがありますが、本当にこれだと思います。

原因④ いつまでも譜面を目で追って弾いている

4つ目
いつまでも譜面を目で追って弾いている

左手と右手に注意を払いながら、譜面まで見なきゃいけない。
そりゃ難易度は高いですよね

1小節ずつでも4小節ずつでも、少しずつでもいいので、ポジションを確認したら暗記した方が絶対にいいです。

練習で何度も繰り返し弾いていたらいやでも覚えると思いますしね。

自分も譜面を見ながら演奏するということもありますが、弾けたとしてもやはり暗記して演奏した方が、譜面を観るという余分な作業が無くなる分、断然演奏クオリティやパフォーマンスが高く弾けますからね。

50代60代の生徒さんとこの話をしていると、自分はもう年だから記憶力が…
と仰る方もいますが、脳トレだと思って覚えるのはどうでしょうか?

ギターも弾けるようになるし、記憶力もますし、一石二鳥ですよね。

少しずつ頑張りましょう!

原因⑤ 毎回運指が違う

最後5つ目です
毎回運指が違う

弾くポジションは覚えた、繰り返し練習しているけど、その時々で使う指が違うということはありませんか?

ポジションを確認している段階で、どの指で弾いたら弾きやすいか?
と色んな指を使って試してみるという行為は凄く大事だと思います。

しかし、ある程度確認出来たら使う指は固定にして練習しましょう

ひとつのフレーズを3回弾いたとしても、それが3回ともバラバラの運指だったとしたら、それぞれの運指で1回しか練習してないことになりますよね。

それどころか、3パターンも練習することになるので効率も悪いですし脳も混乱します。

もちろんこれでやるぞ!って決めていたとしても練習を続けていくと、「やっぱりこれだとこれ以上速度が上がらない」とか「これだとこの速さまでくると指がもつれる」などといった気づきが出てくることもあります。

そうなったらその時点で臨機応変に運指を再度考え直していきましょう。

改善の為の特効薬

上達できない原因となる良くある間違いをご紹介しました。
いかがでしたか?
当てはまっていた方も多いのではないでしょうか?

ここからは改善方法についてお話していきます。

改善方法は「気を付ける」これだけだとこの記事の意味がなくなってしまうので、もっと具体的な方法を提案します。

それは「録画」です。

良くお話しする事なんですが今の時代録画ができる機器が手軽に使えますよね。
スマホで十分です。

練習してある程度弾けてきたな、と思ったら自分の演奏している姿を録画してみましょう。

この方法は特に1、2、3、5つめに当てはまる方には特効薬となるはずです。

これらに当てはまる方というのは「自分の姿」が見えていないことが多いです。
だから自分の間違いに気づくことができない訳です。

でも動画として客観的に自分の演奏を見れるとしたらどうでしょう?

自分がどんな速さで練習しているのか?
間違った音を弾いていないか?
何度も間違いを繰り返していないか?
運指は毎回違っていまないか?

弾いている時では気づけない部分をすべて見直すことができます。

ギターの練習に必要なことは、一日に12時間も練習する事ではなく、自分の演奏を見つめて、どこで間違えたのか?を厳しくジャッジし、何故間違えたのか?どうしたら直すことができるのか?を考え改善することです。

大事な事なので最後にもう一度引用させていただきますが、ダルビッシュ有さんの言葉
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ

もうこれに尽きると思うので、自分の練習を再度見直して今日からまた練習していきましょう!

まとめ

という事で今回は上達できない原因となる良くある間違いをご紹介しました。

ちょっと厳しいお話になってしまった部分もあるかと思いますが、少しでもみなさんのギター練習のお役に立てれば幸いです。

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